なぜ受動態がPart 5で最も得点しやすいのか
Part 5の30問中、通常3〜5問は能動態と受動態(active - passive voice)を識別する能力を個別にテストします。これは、一度正しい原則を理解すれば、文全体を読んで意味を推測する必要がなく、主語の役割を正しく特定するだけで解答速度が著しく向上するタイプの問題です。問題は、「be + V3/ed」という公式を覚えていても間違ってしまう人が多いことです。なぜなら、問題はあなたが公式を覚えているかどうかを問うのではなく、誰が行動を「実行する」のか、誰が行動を「受ける」のかを区別できるかどうかを問うからです。
受動態が必要な空欄を見分ける兆候
最も確実な方法は、選択肢を見るのではなく、文の主語を見ることです。自問自答してください:この主語は文中の行動を自分で行うことができるのか、それとも影響を受ける対象なのか?
例えば、「The quarterly report ___ by the finance team before Friday」という文では、主語は「the quarterly report」(四半期報告書)です。報告書はそれ自体を「prepare」(準備する)ことはできません。それは誰かによって準備「される」ものです。これこそが受動態が必要な兆候です。
The quarterly report will be prepared by the finance team before Friday.
訳:四半期報告書は金曜日までに財務チームによって準備される予定です。
もう一つの補助的な兆候として、文に「by + 行為者」(by the finance team, by management, by the committee)という句がある場合、主動詞が受動態であることはほぼ確実です。この構造の「by」は行動の実行者を紹介するものであり、これは文が主語の役割を逆転させた場合にのみ現れるからです。
助動詞を見て正しい時制の受動態を選ぶ
文が受動態を必要とすると判断した後、次のステップは正しい時制を選ぶことです。そして、これが「be + V3」が必要だと分かっていても多くの人が失点する点です。TOEIC Part 5は、文中の時間を示す語句(時間を示す語、頻度副詞、付随する節の文脈)を通じて受動態の時制をテストします。
- 現在形:is/are + V3 — 繰り返されるプロセスや方針に使用(「Invoices are reviewed by the accounting department every month.」)
- 過去形:was/were + V3 — 完了した行動で、明確な過去の時点がある場合
- 現在完了形:has/have been + V3 — 完了したばかりの行動で、現在に影響を及ぼしており、「already」「recently」「just」と共によく使われる
- 未来形:will be + V3 — 未来の時点や「by [日付]」と共によく使われる
- 現在進行形受動態:is/are being + V3 — 話している時点で進行中の行動で、修理や建設に関連する問題で出題されることは少ないものの、依然として登場する(「The lobby is being renovated this week.」)
実践的なヒント:まず文全体を訳そうとせず、時間を示す語句(yesterday, next month, since 2020, currently)を素早くスキャンして時制の範囲を絞り込み、それから対応する受動態の選択肢を選びましょう。
法助動詞と受動態の組み合わせ:オフィス関連の試験でよく見かける構造
TOEICはオフィス環境に特化しているため、通知、方針、規制に関する文がmodal + be + V3の構造(must be, should be, can be, may be, will be)で非常に多く登場します。これは、注意しないと「V-ing」と「V3」を間違えやすいタイプの問題です。どちらも「be」の後に来ると動詞と形が似ているからです。
Câu 1. All visitors ___ to sign in at the front desk before entering the office.
- (A) require
- (B) requiring
- (C) are required
- (D) requirement
訳:すべての訪問者はオフィスに入る前に受付でサインインすることが求められます。 解答:(C) — 主語「all visitors」は要求される対象(受動態)なので、複数主語「are required」に合わせて「be + V3」が必要です。



